初の「沿岸連隊」発足 米海兵隊、ハワイで改編 在沖基地への配備も言及


社会
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 うるま市に司令部を置く米海兵隊第3海兵師団は3日、指揮下でハワイにある第3海兵連隊を「海兵沿岸連隊(MLR)」に改編したと発表した。海兵隊が離島などを占拠して臨時の拠点とする「遠征前方基地作戦(EABO)」を実行する。同部隊の在沖基地への配備については、海兵隊関係者から言及されている。

 MLRは小規模で即応力のある部隊で、初の発足となる。1800~2千人規模となる見込み。海兵隊のバーガー総司令官は2027年までにMLRを沖縄に配備する方針を示していたが、防衛省は「打診はない」と否定していた。

 発表によると、部隊の完全な能力の獲得まで数年ほどかかる見通し。海兵隊は今回の部隊創設にあたり「MLRは同盟国とのEABOに最適化される」と強調した。

(塚崎昇平)