なはーとで劇団四季公演 少年の成長描き観客総立ち 


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 劇団四季の新作ファミリーミュージカル「はじまりの樹の神話―こそあどの森の物語―」(沖縄テレビ放送主催)が5日、那覇市久茂地の那覇文化芸術劇場なはーと大劇場であった。少年の心の成長を描いた物語と力強い歌や踊りに、カーテンコールで観客は総立ちで拍手を送った。なはーとこけら落とし公演の一環。

 原作は「こそあどの森の物語」(岡田淳著)。一人の世界を楽しんでいた内気な少年が、同じく一人だったキツネや少女との出会いを通じて、他の命とつながる大切さに気付く姿を描く。

 與儀優香さん(11)=那覇市=は「ずっと踊っているのに、遠くまで聞こえるような大きな声で歌っていてすごかった」と話した。

 6日午後2時から同劇場である2日目公演の当日券は午後0時30分から劇場で販売する。 (藤村謙吾、写真も)