新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の派生型で感染力がより高いとされる「BA.2」を巡り、県は7日、5日に県内初確認を公表した2人のうち、中部保健所管内の50代男性が、米軍基地内の仕事に携わっていることを報告した。一方、「BA.2」は国内でも確認されており、県担当者は「あらゆる可能性があり、その一つとして基地からの可能性は否定できない」としている。
男性の感染経路は調査中。県の糸数公医療技監は「BA・2」が元々県内にはない派生株で「入ってくるなら、県外・海外と接触のある方だと、ポイントを絞り情報を取っている」と説明した。米軍側から県に対し、陽性者数の報告はあるが、基地内の「BA・2」に関する情報提供はない。
県は今後、ゲノム解析を通し新たな感染の広がりを確認する。
(吉田早希)