【東京】財務省は8日、沖縄の日本復帰50年を記念する1万円金貨と千円銀貨を発行すると発表した。金貨は表に首里城正殿と琉球舞踊「四つ竹」、銀貨は表に首里城正殿と県鳥のノグチゲラ、県花のデイゴを描く。ともに裏面は「紅型」の模様をあしらっている。
沖縄の記念貨幣は1975年の海洋博記念100円貨幣、92年の復帰20年記念500円貨幣、2012年の沖縄復帰40周年の千円貨幣と500円貨幣の発行以来4度目。
銀貨は初めて両面にカラー印刷を施すという。地方自治体関係で金貨を発行するのも初めて。式典が行われる5月15日から、造幣局がオンラインとはがきで申し込みを受け付ける。
発行枚数は金貨が2万枚、銀貨が5万枚。販売価格(税込み)は金貨が15万3500円、銀貨が1万1700円。金貨は直径26ミリメートルと10円玉程度の大きさで、重さ15・6グラム。銀貨は直径40ミリメートルで500円玉より大きく、31・1グラム。
申し込み方法などは5月15日午後2時以降、造幣局のウェブサイトで公表する。申し込みが多数の場合は抽選になる。(問山栄恵)
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