自民党は10日、夏の参院選の沖縄選挙区で、県出身で元総務官僚の古謝玄太氏(38)を公認したと発表した。古謝氏は琉球新報の取材に「一歩ずつ前に進んでいきたい」と抱負を語った。自民党県連は6日に古謝氏の擁立方針を決定し、党本部に公認を申請していた。県連によると、古謝氏は13日に東京都内で開かれる自民党大会で登壇する予定。
沖縄選挙区は、辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力から現職の伊波洋一氏(70)も出馬を予定する。
古謝氏は1983年10月生まれ、那覇市出身。東京大薬学部を卒業後、総務省に入省。長崎県財政課長(出向)や復興庁参事官補佐などを務め、現在はNTTデータ経営研究所(東京)に勤務。