キングス連勝20でストップ 島根に76-87 シュート精度欠き「悪いところ出た」 第34戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部西地区の琉球ゴールデンキングスは11日、島根県の松江市総合体育館で西地区2位の島根スサノオマジックと今季第34戦を行い、76―87で敗れた。リーグ連勝記録は20で止まった。通算成績は30勝4敗で西地区首位は維持した。前半からリードされる展開で第3Q(クオーター)で点差を引き離された。第4Qに猛追したが及ばなかった。次節は12日、同会場で島根と戦う。

琉球―島根 第1Q、シュートを狙う並里成=11日、島根県の松江市総合体育館(Bリーグ提供)

3点弾もフリースローも決まらず

 第4Q(クオーター)の猛追は及ばす、20連勝中のキングスに土が付いた。3点弾9本を決めた島根に対し、キングスは3本。本来の精度は影を潜めた。

 劣勢のまま迎えた第4Qでは意地を見せた。残り約8分30秒で25点差とされたが、一時は13点差にまで詰め寄った。一番苦しい時間帯で猛追する姿はチームとしての芯の強さを示すものだった。ジャック・クーリーのリバウンド力、コー・フリッピンの機動力、アレン・ダーラムの敵ゴール下での強さが際立ち、得点につなげた。

 前半は並里成が得点しチームを引っ張ったが、後半はチーム全体のシュート精度が落ちたことからインサイドでのパワープレーが目立った。ファウルをもらう中でフリッピン、ダーラムがフリースローを連続で外すなど課題もあった。

 代替試合として組まれ、両チームとも中1日の休みを入れての2連戦。次戦はこの日32得点と気を吐いた島根のセンターフォワード、ペリン・ビュフォード対策が鍵になる。今村佳太は「自分たちの悪い所が出た試合だった」と振り返りつつ、勝利をつかみにいくことを誓った。
 (大城三太)


▽Bリーグ1部(松江市総合体育館、1662人)
島 根 27勝9敗
 87―76(14―15,23―16,34―17,16―28)
キングス 30勝4敗

悔しい敗戦

 桶谷大HC(キングス)の話 連勝中も一戦一戦苦しい状況を乗り越えてきたが、今日は島根にやりたいバスケットボールをやられてしまい、追い付くことができなかった。選手たちが最後まで頑張っているなかで悔しい敗戦となった。