5Gの人口カバー率、沖縄本島の90%に 沖縄セルラーが高速大容量の区域拡大


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沖縄セルラー電話が整備した本島内の5Gエリア

 沖縄セルラー電話(那覇市)は14日、第5世代移動通信システム(5G)のネットワーク人口カバー率が本島内で9割を突破したと、那覇市内で発表した。現在、5G基地局数が400局を超えており、沖縄都市モノレール(ゆいレール)全駅を含めた126カ所の県内集客施設で5G利用が可能となった。

 同社は2020年3月から5G基地局などの整備を始めた。21年3月の本島内人口カバー率は20%だったが、22年3月14日時点で90%を超えた。

 現在、5G基地局は4Gコア(通信を制御するコアネットワーク)を利用して運用されているが、今年夏ごろから順次に5Gコアに接続させていく予定。5Gの特徴とされる高速大容量に加え、低遅延や多数同時接続も実現可能となる。

 同社技術本部技術企画部長の嶋谷光裕氏は「今後、5G利用区域を拡大していくほか、区域内の5Gサービスの向上も図っていきたい」と話した。