
駅伝の第11回県中学新人競走大会が13日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムを発着点とする特設コースで行われた。男子(5区間、15キロ)は首里Aが56分54秒で優勝し、女子(5区間、10キロ)は東風平が37分02秒で制した。いずれも初優勝。女子2区の金城蘭(東風平)は7分03秒の区間新記録で走った。
混戦となった男子は首里Aが制した。1区川満大輝が6位と出遅れたが、2区我如古一心が3人抜き、3区野嵩葵羽音が2人を抜いて先頭に躍り出た。野嵩は「残り500メートルぐらいで一気に2人を抜いた。1番いい走りができた」と胸を張った。
サッカークラブ所属の我如古以外はバスケットボール部で、団結力も快走の後押しとなった。昨年4月から朝30分間の練習を継続。10月ごろと比べ、各選手とも3キロのタイムを1、2分縮めた。
川上悠監督は「いつも通りの走りで、いつも通りのタイムを出しきれたことが大きい」と評価した。練習メニューは3キロ走がほとんどで「それぞれ目標タイムを決めて自主的に取り組んでいる。みんなタイムが同じくらいなのでモチベーションが高い」と成長の理由を挙げた。
バスケ部監督も兼ね、野原幸平副顧問と共に駅伝、バスケで選手の飛躍を見守る。
5区の新垣一心主将は「みんな切磋琢磨(せっさたくま)して高みを目指している。このスタミナをバスケにも生かしたい」と自信をみなぎらせた。
(大城三太)