沖縄県教育委員会は17日、生徒に体罰行為をしたとして南部地区の高校に勤務する40代の男性教諭を停職1カ月、生徒に不適切な身体的接触をしたとして中部地区の中学校に勤務する40代の男性教諭を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。
南部地区の高校教諭は、部活動の練習中に写真を撮り会員制交流サイト(SNS)に投稿するなどした部員1人に、平手打ちを数回した後、正座をさせ、1時間以上にわたり叱責(しっせき)するなどしたという。
中部地区の中学校教諭は、担当する学級の女子生徒2人に対して耳を触り、体をくすぐるなど、複数回不適切な接触を行った。女子生徒は行為を止めるよう訴えたが止めなかったという。
金城弘昌教育長は、高校教諭の処分に「運動部活動に所属する生徒が自死した事案を受け、各種研修会などで指導を強化しているさなか、部活動指導における体罰などがあったことは誠に遺憾だ」と述べた。
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