コーヒーの焙煎「赤瓦」で タレント育成のFECが発売 販売スタッフに芸人も?


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「まずは県民に愛されるコーヒーブランドにしたい」と話すFECオフィスの山城智二代表取締役(左)と、日下部なおき商品開発室室長=16日、八重瀬町の「アグリハウスこちんだ」

 タレントを育成しているFECオフィス(山城智二代表取締役)はこのほど、「赤瓦焙煎珈琲」を発売した。首里城の赤瓦と同じクチャを用いて県赤瓦事業協同組合の協力を得て製作した「赤瓦ボール」を使い、豆を焙煎(ばいせん)するのが特徴。赤瓦ボールから出る遠赤外線で、芯から素早く豆を焙煎できることから、おいしいコーヒーになるという。

 「赤瓦焙煎珈琲」は、ユニオンの「古島店」「経塚店」「津嘉山店」、首里城公園ショップや、国立劇場おきなわで販売している。商品の回転をよくし、食品ロスを減らすため、賞味期限が近づいた商品はキッチンカーでも販売している。売り上げの一部は、沖縄の伝統工芸の継承・発展に寄与することを目的に県赤瓦事業協同組合へ寄付する。

 FECオフィスは、まーちゃんや護得久栄昇が所属するお笑い芸人の団体「演芸集団FEC」を抱える。今後、キッチンカーでの販売スタッフに芸人・タレントを起用することも想定する。山城代表取締役は「自由に楽しく、が社の理念だ。エンターテインメントと飲食を掛け合わせて、地域を盛り上げることにも一役買いたい。うちなーんちゅのコーヒータイムにぜひ飲んでほしい」と話した。

 販売価格は10グラムのドリップパック200円。豆、粉ともに200グラム1500円。キッチンカー販売の商品はホットコーヒーMが300円。アイスコーヒーMが350円など。キッチンカー出店場所は「赤瓦焙煎珈琲」公式インスタグラム。

(藤村謙吾)