フローレンスの駒崎弘樹さんが講演 子の支援、未来つくる ランチサポート×OSPシンポ


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討論を終えた登壇者の(左から)進行の富田杏理氏、駒崎弘樹氏、島津典子氏、横江崇氏、下向依梨氏(スクリーン)=18日、那覇市泉崎の琉球新報ホール(喜瀬守昭撮影)

 おきなわこども未来ランチサポート(実施主体・琉球新報社、おとなワンサード、日本郵便沖縄支社)と、OKINAWA SDGsプロジェクト(OSP、事務局・琉球新報社、うむさんラボ)は18日、第2回おきなわこども未来ランチサポートシンポジウムを那覇市の琉球新報ホールで開いた。OSPのスピンオフ企画。

 基調講演には認定NPO法人フローレンス(東京)の駒崎弘樹代表が登壇した。駒崎さんは家族や従業員が直面した課題を解決するため小規模保育や病児保育、子ども宅食などの事業を起こした。その必要性や仕組みを政治家や官僚に伝えることで、制度や法律になり全国に広がった。「やり方を知って動けば、誰でも制度やルールは変えられる」と呼び掛けた。

 ディスカッションでは、ランチサポート事務局でおとなワンサード社長の富田杏理さんが進行し、今後の取り組みへ意見を出し合った。NPO法人子どもシェルターおきなわ理事長で弁護士の横江崇さんは「子どもの権利をすべての活動の中心に」と訴え、roku youの下向依梨社長は「若者が社会に関わることが地域の未来をつくる」と展望した。

 県SDGs推進室の島津典子室長はランチサポートを官民連携で進め、県のSDGs未来都市にも位置付けたことを説明し「全国にも発信する」とした。