宮古総実・宮古工・八重山商工連合が初戦突破 堅守でリズムに乗る 県春季高校野球


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 第69回県高校野球春季大会(県高野連主催、琉球新報社共催)の第2日は21日、アトムホームスタジアム宜野湾など3球場で1回戦9試合を行った。宮古総実・宮古工・八重山商工連合は宜野座に6―4で勝利を飾った。那覇商は沖縄カトリックを延長十三回タイブレークの末に5―4で下した。那覇は3―2で浦添にサヨナラ勝ち。沖縄工は八重山農林に4―3で逃げ切った。具志川は向陽に3―2で勝利。豊見城は那覇国際に4―0で勝った。宜野湾は8―1で美里に七回コールド勝ち。宮古は知念を11―1で六回コールドで下した。糸満は昭薬付に40―1で五回コールド勝ちを収めた。22日は1回戦7試合を行う。


堅守でリズムに乗る 内野ゴロ12、終始優位
 

宜野座―宮古総実・宮古工・八重山商工連合 8回1死満塁で2点適時打を放つ連合チームの砂川駿弥=21日、アトムホームスタジアム宜野湾(又吉康秀撮影)

 無失策の堅い守備でリズムに乗った宮古総実・宮古工・八重山商工連合が宜野座の猛追をかわし、初戦を突破した。投手陣の打たせて取る粘投に野手陣が応え、強い打球にも落ち着いて対応。内野ゴロでアウト12を積み重ねるなど試合を終始優位に進めた。

 4―0でリードし迎えた終盤の七回には、テンポ良く三者凡退に打ち取った。先頭の一塁への強打は下地琉耀がグラブをはじかれながらも対処。遊撃に飛んだヒット性の当たりには砂川駿弥が軽やかに捕球、最後は捕手の前に転がったゴロを投手の宮國愛生が好フィールディングで守り切り、八回の追加点に流れを生んだ。

 赤堂秀馬監督は「全員がどこでも守れるように準備しようとやってきた。自信があるわけではないが、よく集中してやってくれた」と頑張りをたたえた。

 この日三塁で最もゴロをさばいた豊里亮太は「練習の成果が出せて良かった。次の試合もチームに貢献できるよう頑張りたい」と勝利を誓った。

(謝花史哲)