コザ、小禄に快勝 打たせて取る配給で1失点に抑える 県春季高校野球


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コザ―小禄 7回無死一塁、併殺を決めるコザの津波古樹(左)=25日、沖縄セルラースタジアム那覇(大城直也撮影)

 コザが鉄壁の守りで白星を手にした。許した安打は12。毎回のように走者を背負ったが、儀間貴大と兼城瞬椰のバッテリーが打たせて取る配球で、わずか1失点に抑えた。野手は邪飛に食らいつき、併殺などで相手の攻撃を阻止した。

 最終回の守りでは、八回から出場した吉田築来が中前に落ちそうな打球をダイビングキャッチ。最後まで好守備を見せた。

 「一番練習している」と信頼を置く吉田の好捕に、知念正仁監督は「(試合に)出してすごくよかった」とたたえる。吉田は「やってきたことを出しただけ」と振り返り、次戦もチーム一丸で挑む決意を示した。

(金良孝矢)


 第69回県高校野球春季大会(県高野連主催、琉球新報社共催)の第4日が25日、アグレスタジアム北谷など3球場であった。2回戦7試合が行われ、8チームの16強進出が決まった。宮古は宜野湾に2―0で勝った。コザは小禄を6―1で退けた。久米島・南部商連合は16―3の七回コールドで首里東を下した。ウェルネス沖縄はシードの北山に3―1で勝利。沖縄尚学は読谷から3―1で白星を挙げた。普天間は3―1で美来工科から逃げ切った。那覇は名護商工を9―2の七回コールドで退けた。シードの興南は、新型コロナウイルス陽性者が確認されたため大会を辞退し、対戦相手の与勝が不戦勝となった。26日は2回戦8試合が行われる。