沖水が大勝、18安打30得点 初の継続試合、五回コールド 県春季高校野球


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 第69回県高校野球春季大会(県高野連主催、琉球新報社共催)の第6日が27日、沖縄セルラースタジアム那覇であった。26日に降雨で中断した2回戦、シードの沖縄水産と浦添商の継続試合1試合が行われた。中断していた二回沖水無死満塁から始まり、沖水が浦添商に30―1の五回コールドで勝利した。継続試合の適用は初めて。27日に予定していた3回戦は、29、30の両日に行う。準々決勝は4月1日、準決勝は4月2日に行い、3日の予定だった決勝を9日に変更する。補欠校順位戦も9日となる。決勝は午後1時からアグレスタジアム北谷で行う。

沖縄水産―浦添商 5回1死一、三塁、中方向に適時打を放つ沖縄水産の吉元悠貴=27日、沖縄セルラースタジアム那覇

快音やまず 打線で圧倒 沖水、18安打30得点

 沖縄水産の打線が爆発し、18安打30得点で圧勝した。1回戦で19安打を放った浦添商打線を5安打1失点に抑えるなど投打がかみ合った。
 ボール球に手を出さず甘い球を狙うことを徹底した。昨秋は応援団長だった内村水軌が今大会でベンチ入りし、5打数3安打と活躍するなどプラス要素もあった。内村は「緊張したが、しっかり打席で反応できた」と手応えを語った。
 昨秋は守備が課題で、今大会に向けて練習を徹底した。各ポジションをコンバートするなどして、守備の強度も高まったという。
 (金良孝矢)

 ●浦添商 最後まで諦めないよう呼び掛けた末吉快晴主将 シード校へのチャレンジャーとして臨んだが、自分たちの弱さが出てしまった。ストライクが取れず、アウトを取れる場面でも取れなかった。悔しさを忘れず夏にはもっと強いチームになりたい。