沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は30日、2021年の1年間に県外から沖縄に訪れた修学旅行が、前年比19.5%減の318校、人数が同10.6%減の6万2966人となる見込み値を発表した。22年は8日時点で、1609校、30万9743人の予約が入っている。ただし移動手段が飛行機の遠隔地を避ける学校があり、22年度上半期のキャンセルが出始めているため変動する可能性がある。新型コロナ拡大前は、年間2千校以上から約40万人の修学旅行が訪れていた。
OCVBは4月以降、大阪府や兵庫県、首都圏などの学校や教育委員会、旅行会社を訪問するほか、玉城デニー知事から沖縄への来訪を歓迎するメッセージを発出するよう県と協議する。また沖縄修学旅行の学習素材をSDGsやキャリア教育の視点から捉え直したリーフレットを作成して各学校に送付する。
(中村優希)