ポークとキムチ「よく合う」 プデチゲにチャプチェ、ナムル…西原で韓国料理講座


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沈炫普さん(後列中央)と料理講座の参加者=3月19日、西原町中央公民館

 【西原】西原町中央公民館(呉屋寛文館長)主催の韓国料理講座が3月19日に開催され、18人が本場の味の3品を作った。同公民館の韓国語サークルの講師で、ソウル出身の沈炫普(シムヒョンボ)さん(37)が講師を務めた。10年前に日本語をもっと勉強したいと琉球大学の大学院に留学し、現在は西原町出身の妻と同町に住む。

 最初に作ったナムルはビビンパにアレンジした。次にチャプチェ、最後に温かいブデチゲを作った。「ブデチゲは、ポーク缶を使う料理。韓国にも米軍基地があって沖縄と同じくポーク缶を使う料理が盛んで、沖縄と韓国の文化が似ている」と説明した。また「スパム社が『世界で一番ポーク缶が似合う食べ物がブデチゲ』と選んでいる。キムチとポークはよく合う」と話した。

 参加した小波津美和さん(48)は「作った料理のアレンジ方法も教えてくれてすごく良かった。ナムルを早速作る」と感想を述べた。神谷輝美さん(54)は「家庭でも作れる料理なので作りたい。サークルになったらいいな」と願った。

 金城えりかさん(47)は「コロナ禍で韓国旅行に行けない中、地元の韓国料理講座で本場を体験できて良かった」と喜んだ。兼謝名育子さん(54)は「金城さんとの韓国旅行が延期になっていて、家でも韓国料理を作っているけど、先生から習うのとは違う部分があったので勉強になった」と笑顔で話した。

 キムチは沈先生の手作りを使用した。コロナ禍のため、テレビモニターを用意し手元が見えるようにした。試食はせず容器に詰め持ち帰りとなった。

(小波津昭子通信員)