那覇の開南周辺商店街を紹介 活性化へコザ信金開南支店がパネル展


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各商店街のパネル展示を紹介する奥間政人支店長(左)と職員ら=那覇市樋川のコザ信用金庫開南支店

 【那覇】コザ信用金庫開南支店(那覇市樋川)は、同支店のATMコーナーで周辺の商店街を紹介するパネル展示をしている。取引の有無にかかわらず取材、紹介し、誘客につなげている。

 同支店周辺には、のうれんプラザや13の商店街・通り会がある。2020年に支店長に就任した奥間政人さん(49)が「コロナ下で金融支援だけでなく売り上げに貢献できることはないか」と考え、展示を始めた。

 21年6月に第1弾としてサンライズなは商店街を取材し、店の歴史やお薦め商品などを掲載した。ほかの通り会からも要望があり、太平通りやのうれんプラザも紹介してきた。パネル展を見て買い物に行く客もいる。

 パネル展のほかにも、同支店では毎週水曜日に職員全員の弁当をのうれんプラザなどに注文し、売り上げに貢献する。奥間さんは出勤前、のうれんプラザで買い物をしながら店主らと話すのが日課で、通り会の会議にも参加する。奥間さんは「市内に住んでいても地域にどんな店があるのか分からないお客さんは多く、情報発信が必要だ。今後はインターネット通販の立ち上げ支援などにも取り組みたい」と話した。
 (伊佐尚記)