沖銀、旧姓使用を制度化 職員対象をOFG内で拡大へ


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旧姓使用の制度を新設した沖縄銀行の金城善輝専務(右)と人事部の原和也さん=4日午後、那覇市泉崎の琉球新報社

 おきなわフィナンシャルグループ(OFG、那覇市、山城正保社長)は4日、子会社の沖縄銀行の職員が希望に応じて旧姓を使用できる制度を新設したと発表した。今後、グループ各社にも同様の制度を広げる考え。

 OFGによると、これまで結婚などに伴い姓を変更する必要があったが、キャリアのため旧姓の使用継続を希望する声や、変更に伴い不都合がある場合を踏まえ、旧姓使用の制度化に至った。

 本年度から名刺や名札、行内のメールやチャットに使う氏名といった業務上の名前は、全て旧姓を使用できる。

 沖銀は近年、働き方改革の一環として地域総合職の新設や長期の休暇休業制度の創設、男性職員の育児休業取得の義務化などを導入してきた。離職率は大きく改善したといい、沖銀の金城善輝専務は「さまざまなライフステージに応じて職場の在り方を変え、新しい風を吹かせることでサービス向上にもつながる」と意義を語った。

  (當山幸都)