金武町長選、過去最低の投票率 前回選挙から17.62ポイント減、下落幅も最大


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金武町役場

 【金武】3日に投開票された金武町長選の投票率が、1980年の町制施行以降、最低だったことが4日分かった。過去最低だった2014年の75.24%を17.62ポイント下回る57.62%で、下落幅も過去最大だった。

 琉球新報の調べでは、金武町長選の投票率は初の選挙戦となった87年の82.53%が最高。以後緩やかに下降していたが、今回大きく落ち込んだ。

 選挙戦は無所属現職の仲間一氏(67)に無所属新人で前町観光協会長の山川宗仁氏(45)が挑む一騎打ちの構図となり、975票差で仲間氏が制した。

 比嘉良順町選挙管理委員会委員長は「町長選でここまで下がるとは。期日前投票の出張投票所も3カ所開設し、町の有線放送で早めの投票も呼び掛けた。要因は思い当たらない」と首をひねる。選挙イヤーの今年、「より一層広報に注力し、町民の選挙への関心を高めたい」と語った。
 (岩切美穂)