東京商工リサーチ沖縄支店は5日、浦添市沢岻の食品スーパー「ナカハラストアー」が破産準備に入ったと発表した。2006年に民事再生手続きを終え安価な弁当販売や24時間営業で集客を図っていたが業績不振のしわ寄せなどから持ちこたえられなかったという。
同支店によるとナカハラストアーは1951年創業。浦添市、那覇市、宜野湾市などに店舗を展開し、89年には6店舗で9億円の売上高を計上した。99年から浦添市沢岻の1店舗のみとなった。過去に1億2千万円の保証かぶりがあったことや店舗周辺の道路拡張などが影響し集客力が低下した。2002年に民事再生手続きを申請し06年に終結した。(當山幸都)