【一問一答】サンエー、コロナ禍から持ち直しへ 新旧トップが語ったこと


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 2022年2月期決算を発表した上地哲誠社長、次期社長の新城健太郎専務との一問一答は次の通り。

 ―決算の評価は。

 上地氏「第2四半期までは緊急事態宣言もあり、特に厳しかった。後半はまだコロナの影響もあるが、お客様が戻ってきた。無印良品やアカチャンホンポを展開したり、年数がたっている店舗を積極的にリニューアルしたりして、魅力ある店舗にしたことが効果を発揮した。前半が減収減益だったことで、全社員が危機意識を持ったことが大きいと思っている」

 ―23年2月期は増収増益を見込んでいる。

 「客足が昨年みたいに乱高下することはないだろうと楽観的なところもあるが、地元のお客様の購買マインドは手堅いと感じている。お客様の心理状況をとらえ対応していけば、間違いなくこの数字はとれる」

 ―コロナ禍からの持ち直しの時期の社長交代はどんな考えがあるのか。

 「今の時期はいろんな面で変化の節目だと思う。この機会に若い経営陣にバトンタッチして、より一層柔軟な発想と、より時代にマッチした経営体制を構築したい」

 ―コロナ、原油価格高騰の状況で社長に就任する。どう取り組むか。

 新城氏「非常に責任を感じている。安心して買い物できる環境の提供は継続してやっていく。価格高騰の影響は間違いなく出てくるので可能な限り社内で経費節減する。先日発表したアプリの活用など、お客様とつながるツールでより便利に買い物できる環境を作っていく」