沖縄コロナ1410人 前日比200人増、全世代に拡大(4月7日朝)


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 沖縄県は6日、新たに10歳未満から90代以上の1410人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1400人台は1月19日の1431人以来。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は513・36人となった。500人を超えるのは、1月28日に502・99人となって以来。感染者が全ての年代に広がり、感染拡大が続いている。

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 全国に比べて県内の感染者が多い状況について、県の城間敦感染症総務課長は、県外との活発な往来や、延期されていた成人式などのイベントや会食が要因の一つとなったと指摘した。

 新規感染者の年代別は、最多が10代で236人、30代で235人、40代229人、20代228人、10歳未満205人と続いた。10歳未満~40代の各年代の感染者はいずれも200人を超え、50代の感染者も120人に上った。

 福祉施設での感染も増えている。県によると、6日現在、38の福祉施設で121人が施設内で療養している。内訳は、高齢者施設は37カ所で120人、障がい者施設は1カ所1人。入院中の患者は214人で重症は2人、中等症が104人。療養中患者は計8733人。

 在沖米軍基地の新規感染者は64人で、内訳は嘉手納基地38人、キャンプ・フォスター10人、ハンセン8人などとなっている。 (中村万里子)


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