沖縄県職員、コロナ陽性なのに居酒屋3回…携帯忘れて発覚


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新型コロナに罹患した職員が自宅待機期間中に飲酒していたことを公表し、陳謝する農林水産部農業研究センター宮古島支所の比屋根真一支所長(左)と同部農林水産総務課の新城和久課長=28日、県庁

 沖縄県は28日、農林水産部農業研究センター宮古島支所の50代男性職員が新型コロナウイルスに感染した後、自宅待機中に外出先で飲酒をしていたと発表した。記者会見を開いた同支所の比屋根真一支所長は「県職員に対する不信と疑念を抱かせるに至ったことは誠に残念であり、県民の皆さまに深くおわび申し上げる」と陳謝した。

 この職員は2月8日夜ごろに咽頭痛が発生し、15日にPCR検査の結果、陽性が判明した。23日まで保健所から自宅待機を要請されていたが、10日、19日、21日と3回にわたって、宮古島市内の居酒屋で飲酒した。そのほかにも、買い物などで数回にわたって外出していたという。

 22日の未明、この職員が同僚に電話を掛けたことや、タクシーに携帯電話を忘れていたことなどから、飲酒していたことが発覚した。28日現在、接触があった人に感染者などは確認されていない。

 今回の事案を受けて、県総務部は全職員に対して服務規律の確保などを呼び掛ける文書を出した。


 

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