「沖縄は第2のホーム」巨人・原監督、復帰50年の節目に巨人軍主催公式戦を12、13日沖縄で初開催


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県内初となる巨人主催の公式戦に意欲を示す原辰徳監督(球団提供)

 沖縄の日本復帰50周年、那覇市市制100周年を記念して12、13の両日、「読売ジャイアンツ対横浜DeNAベイスターズ」(主催・読売新聞社、日本テレビ、共催・那覇市、読売巨人軍那覇協力会、琉球新報社)が沖縄セルラースタジアム那覇で開催される。巨人主催の公式戦は県内初となる。7日現在、セ・リーグ首位を走る読売巨人軍の原辰徳監督から初開催への思いや意気込みなどのメッセージが届いた。

 ―巨人軍主催の公式戦が沖縄で初めて開催される。

 「沖縄県復帰50周年、那覇市市制100周年という記念すべき年に、沖縄県で初めて開催される巨人軍主催の公式戦を戦えることを非常に光栄に思うとともに、沖縄の歴史の重みをひしひしと感じて身が引き締まる思いです。ジャイアンツは毎年、沖縄キャンプでチームの骨格を作って、公式戦に臨んでおり、沖縄は『第2のホームグラウンド』のような場所です。ジャイアンツを支えてくださっている沖縄県の皆さんに最高のプレーをお見せできるよう、精いっぱい戦います」

 ―今年の意気込みや目標を。

 「今年のジャイアンツは若手が力をつけ、新生ジャイアンツといえます。特に投手陣では、赤星優志、堀田賢慎らが先発ローテーションに加わったほか、ルーキーの翁田大勢が守護神としてマウンドを守っています。長丁場のペナントレースでは、苦しい時期もくるでしょうが、今シーズンのチームスローガン『不屈』の精神で逆風をも力に変え、接戦をものにできる強いジャイアンツをお見せします。沖縄出身の大城卓三も力をつけ、頑張っています。新戦力とベテランが融合し、進化した今年のジャイアンツにぜひご期待ください」

 ―コロナ禍の県民やファンにメッセージを。

 「沖縄県でも新型コロナウイルスの感染が拡大し、大変な思いをした方々が数多くいらっしゃると思います。われわれもファンの皆さまと直接触れ合う機会が減り、とても寂しく感じています。4月12日、13日はぜひ球場にお越しいただき、日常を忘れ、選手たちのプレーや球場の熱気から全身でジャイアンツを感じる、そんな2日間にしていただければと思っています」