西原、中城の地下水から指針値超えPFAS 飲用には使われず 沖縄県発表


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 沖縄県は15日、西原町小那覇の西原浄水場周辺の2地点、中城村和宇慶の1地点の地下水(井戸水)から国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を超える有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたことを発表した。濃度は高いところで1100ナノグラム、低いところで77ナノグラム。県によると、PFAS発生源は全く特定されていないが、地下水はいずれも飲用水としては使われていないという。

 県は西原町、中城村と連携し、PFAS検出された地下水を飲用水、農業用水に使わないよう呼び掛けているほか、今後、検出された地点周辺の企業にPFAS保有・使用履歴の確認し、追加調査の実施などを行っていく。