那覇市制100周年でミュージカル 市民が熱演 5月8日になはーとで上演


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「ぜひ会場に来てほしい」と呼び掛ける(左から)新城由喜恵さん、田原雅之さん、屋宜貢さん、高良結香さん、中村亮さん=13日、県庁記者クラブ

 那覇市制100周年を記念した市民参加型ミュージカル「希望の街」(主催・那覇市民ごちゃまぜミュージカル実行委員会)が5月8日、同市久茂地の那覇文化芸術劇場なはーとで上演される。那覇を中心に市民100人が出演。13日会見を開き、来場を呼び掛けた。

 舞台は市制100周年を迎えた那覇市。御神加那志(うかみがなし)は人間にさらに住みよい那覇、沖縄を作ってもらうため精霊を遣わして、未来を担う若者に導き働き掛ける。そんな中、マジムンが現れる。

 トランスジェンダーへの理解や制服の選択制、うちなーぐちの継承など、参加者が普段から感じている10の課題を劇中に織り込み、歌や踊りを通して観客に問い掛ける。企画・運営を担う若杉福祉会の屋宜貢理事は「見た人が自分のために動き出す。それが結果として街をよくしていくきっかけになれば」と述べた。

 構成・演出に劇団 Theater TEN Companyの田原雅之さん、演出・歌唱指導などにブロードウェー経験もある女優・歌手の高良結香さん、振付・ダンス指導に新城由喜恵さん、音楽監督にドラマーの中村亮(あきら)さんがあたった。

 製作活動費もクラウドファンディングで25日まで募っている。一口1万円から。詳細はhttps://readyfor.jp/projects/naha100

 (比嘉璃子)