在日米軍司令部(東京・横田基地)が、国内にある基地の新型コロナウイルス新規感染者数の発表を停止したことが15日、分かった。在日米軍関係者が明らかにした。入院者と重症者の数のみの公表に変更した。
同司令部はホームページ(HP)で従来、基地別の週間平均値として新規感染者数を発表していた。基地での感染拡大は完全には収まっておらず、実態がみえにくくなる懸念がある。基地がある自治体側には、今後も感染者数の情報が提供される。
停止の理由について同司令部は、在日米軍関係者の多くがワクチン接種をしたことなどを挙げている。
感染者数を独自に発表していた米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)も15日、入院者と死者数に切り替えると発表した。
(共同通信)