デイゴス追い付かれる 女子サッカー九州L 熊本FCに1―1


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前半、先制ゴールを決め、仲間と喜び合う琉球デイゴスの豊田楓(右から3人目)=17日、中城村のごさまる陸上競技場(小川昌宏撮影)

 女子サッカー九州リーグ1部のエナジック琉球デイゴスは17日、中城村のごさまる陸上競技場で熊本ルネサンスFCと対戦し、1―1で引き分けた。前半はパス回しからボールがつながり豊田楓が得点したが、後半は押し込まれる場面が続き、同点に追い付かれた。

 次戦は5月1日、宮崎県の富田浜公園でヴィアマテラス宮崎と対戦する。

 パスをつなぎ 豊田が初得点 後半押し込まれ課題も

 ○…デイゴスは前半、各選手が広い視野で丁寧にパスをつなぎ、相手守備を切り崩して攻めた。

 先制点は11分、自陣後方から左サイドへ展開してDF豊田楓がドリブルから切り返してシュートをたたき込んだ。「得意な形でいけた」と今季チーム初得点を振り返る。

 カメルーン出身のヤミ・アデリーヌは昨季よりも成長した姿を見せた。体の使い方やボールの扱いのうまさが上達し、積極プレーでゴールに迫った。

 一方で押し込まれる時間が続いて失点した後半は課題も。豊田は「相手のプレスに対応し切れなかった。DFラインがバラバラで改善が必要」と表情を引き締めた。

 山城見友希主将は「攻守の切り替えが激しく、自分たちの時間が少なかった。若い選手が多いので、もっとゲーム経験を積んでもらう必要がある」と、前半と後半の内容の差を課題に挙げた。 (大城三太)