「ポーラベアー」など販売で自然保護 ブルーシールが北部3村に寄付


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アイスクリーム商品の販売を通じて自然保護活動に協力するフォーモストブルーシールの山本隆二社長(右)と国頭村の宮城明正副村長(中央)=18日、国頭村役場

 【国頭】フォーモストブルーシール(浦添市、山本隆二社長)は、世界自然遺産登録されたやんばるの森を保護する地域貢献活動として、主力2ブランドの商品に独自の自然保護マークを表示し、売り上げの一部を寄付する活動を始めた。

 取り組みは3月14日から始まっている。自然保護マークはヤンバルクイナや海、鮮やかな植物をデザイン。県内で流通する「ポーラベアー」「ブルーシールカップ」7商品の初回生産分150万個に表示している。

 1個販売ごとに1円を国頭村、大宜味村、東村のやんばる3村世界自然遺産推進協議会に寄付し、外来種やロードキルの対策に活用される。

 18日に国頭村役場で開かれた記者発表で、山本社長は「マーク付き商品に触れることで、県民が自然保護に興味を抱くきっかけになるといい」と語った。

 宮城明正副村長は「生物多様性の保全活動に必要な財源の協力に感謝する」と述べた。(岩切美穂)