子育て世帯が住みやすい環境に 久米島町長初当選の桃原秀雄氏に聞く


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【久米島】17日投開票の久米島町長選で、無所属新人で前副町長の桃原秀雄氏(62)が三つどもえを制し初当選を決めた。町政運営に向けた決意や施策などを聞いた。

初当選して町政運営の抱負などを語る桃原秀雄氏=18日、久米島町比嘉

 ―選挙戦の勝因は。

 「去年10月ごろに後援会を立ち上げた。町内の全小学校6校の校区ごとに支部長や青年部長、婦人部長を置いた。31ある字のうち、8割の区長が一緒になって運動した。組織で動けたことが勝因だ」

 ―任期中に取り組むことは。

 「まずは新型コロナ対策で感染防止策を進める。アフターコロナを見据え観光振興も進める。町経済5団体や地域の各種団体を含めたチーム久米島で取り組む。下地島空港から久米島へのチャーター便の就航を目指したい。インバウンドをターゲットにして誘致を図り、観光客13万人を目指す。歯科医院も早期に開設する」

 ―人口減少対策は。

 「若者がIターン、Uターンできる環境にしたい。空き家を町で改修し、家賃の半額補助などをして子育て世帯が住みやすい環境をつくる」

 ―海洋深層水事業は。

 「取水管を大きくして、日量1万3千トンの取水量を10万~13万トンに増やす。関連する養殖業などを大きくして新たな企業誘致も図り、雇用拡大につなげる。予算は県に補助をお願いし、民間からの出資も活用して確保する」

 ―町政運営への抱負を。

 「若者が希望と夢を持ち、お年寄りが安心して暮らせる島にする。相手候補に投票した人も一緒になって住みよいまちづくりをしたい」(聞き手・照屋大哲)

…………………………………………

 とうばる・ひでお 1959年7月生まれ、町宇根出身。沖国大卒。89年に仲里村役場に採用。総務課長などを歴任。14年から22年3月末まで副町長。