強制性交致傷、面識ない女性を狙ったか…起訴の米兵は航空支援隊所属


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 女性に性的暴行を加えようとし、けがを負わせたとして強制性交等致傷罪で米海兵隊上等兵の20代男性が起訴された事件で、被告は米軍海兵隊第172海兵航空師団支援中隊に所属することが20日、関係者への取材で分かった。同被告は昨年10月、夜間に面識のない女性に狙いを付け、暴行に及んだとみられる。女性が声を上げて抵抗したため、現場を離れ、基地内へ逃走を図ったという。

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 第172海兵航空師団支援中隊はキャンプ・フォスターを拠点とし、米軍普天間飛行場などで航空部隊の支援に当たる。

 事件発生当初から県警は米兵などの外国人による犯行とみて捜査を進めた。早い段階で同被告を割り出し、期間を空けずに米軍への照会に至った。同被告は基地内で拘束され、起訴後、身柄は日本側に引き渡された。

 現場周辺は本島内の新興住宅などが立ち並ぶエリアで、近隣には商業施設や学校がある。

 近隣住民は「事件当日の夜、男性が怒鳴るような大声を上げ、走り去って行った。その後、複数のパトカーや警察官が来ていた」と話した。


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