沖縄市長選、三日攻防に突入 2氏が支持固めへ奔走 全力で訴え


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 【沖縄】24日投開票の沖縄市長選は21日、選挙戦最終盤の三日攻防に突入した。新人で前市議の森山政和氏(73)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし推薦=と、3期目を目指す現職の桑江朝千夫氏(66)=自民、公明推薦=の2氏は、支持固めのため市内各地を奔走した。

 森山氏はランニングで地域を回ったほか、胡屋十字路で「大街頭演説会」を開催した。市民所得10%向上や給食費無償化を掲げ、「着実に歩み、生産性が高く、稼げる沖縄市に変えていく」と力を込めた。

 桑江氏は市内各地で街頭演説をこなした。沖縄アリーナの完成に伴う経済効果や若年妊産婦の居場所づくりなど、2期8年の実績をアピールした。「貧困対策に徹底して取り組むことを約束する」と支持を訴えた。

 18~21日の4日間の期日前投票数は9845人で、市の選挙人名簿登録者の8・73%が投票を済ませた。2018年の前回市長選の期日前(4日間)より455人増えた。
 (’22沖縄市長選取材班)

街頭演説に臨む森山政和氏=21日、沖縄市の胡屋十字路
街頭演説に臨む桑江朝千夫氏=21日、沖縄市上地