大空からの映像に歓声 安田小児童がドローン操縦体験 沖縄・国頭村


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国頭村安田小学校の児童らがドローンの操縦など基礎を学んだ体験学習=4月18日、同校グラウンド

 【国頭】国頭村安田で地元住民らが主体となって1日に開校した一般社団法人沖縄ドローンスクール(比嘉明男理事長・国頭村観光協会会長)は18日、開校記念として、地元の国頭村立安田小学校(田仲浩美校長)でドローン操縦体験学習を開いた。児童らがドローンの操作について基礎を学んだ。

 体験学習は、大阪府を拠点に地域活性化にドローンを活用している「ドローンヒーローズ」代表の田中愛梨さんが講師を務めた。田中さんはドローンの特徴などに触れ「建物を点検する社会貢献もできる。みんなも自分の強みとして、ドローンを操縦できたら、いろんな可能性が見えてくると思うので、頑張って練習しよう」とあいさつした。田中さんの模範操縦でドローンが上昇すると、自然に拍手が起こった。同社ドローンパイロットの永田舞華さんがサポートした。

体験学習で飛行するドローン

 重量が約199グラムの比較的軽量のドローンの操縦を5人の児童全員が体験した。コントローラーを操縦し、約20メートル離れた場所に敷かれたヘリパッド(ランディングパッド)を目標にドローンを離着陸させた。児童らは最初は恐る恐る緊張の表情を見せたが、すぐにこつをつかんで自在に飛び回らせていた。普段は見ることができない、上空からの学校や周囲の風景がドローンの映像で見えると、歓声が上がった。

 参加した安田小6年の児童は「前後の動き、離着陸は思ったより簡単にできた。上空から初めて見た自分の家と安田の景色のきれいさに感動した」と話した。

 比嘉理事長は「村民を対象に講習会を開き、多くの人に体験してもらいドローン資格取得につながる手助けをしたい。徐々に村外にも広げたい」と語った。体験学習についての問い合わせは比嘉理事長(電話)080(1771)1748。
 (新城高仁通信員)