【動画あり】次期那覇市長選は「自公 vs オール沖縄の構図以外でも」城間那覇市長が引退表明会見で言及


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
11月の任期満了をもって引退することを表明した城間幹子・那覇市長=2日、午後3時すぎ、那覇市役所

 城間幹子那覇市長は2日午後の定例会見で「新たなリーダーに道を譲りたい」と述べ、10月の市長選で3選出馬はせず、11月15日の任期満了をもって引退することを正式に表明した。  

 城間氏は理由について「コロナ禍の中で変化にチャレンジする次世代のエネルギー」が必要だとした。

 後継については「たくさんの市民がいる中で指名することはない」と述べた。その上で「那覇市長選挙においては、自公か、オール沖縄かという構図でなくてもいいのではないのか」と述べ、多様な候補者の出馬に期待した。

 自身の政治姿勢について、米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を「これからも堅持する」と強調した。次期市長も辺野古移設反対の政治姿勢を持つことを「願っている」としつつ、「立候補する方の話を聞いてみたい。いろんな考えがあっていい」とも述べた。

 進退の判断について「4月いっぱいで決断しようと思っていた。熟慮する中で、ぶれを徐々になくし、4月末に決断した」と明かした。

 城間氏は1951年1月生まれ、伊是名村出身。30年の教員生活を経て、那覇市教育長、副市長を歴任。2014年11月の市長選で初当選し、18年10月に再選を果たした。