10月23日投開票の那覇市長選に向け、自民党市議団は2日、同党の候補者選考委員会に副市長の知念覚氏(58)を推薦する方針を示した。知念氏は「オール沖縄」勢の選考でも有力候補として名前が上がる見通しで、両陣営の選考の行方を左右しそうだ。
知念氏は2日、取材に「(双方から)話が来ていないのでコメントできない」と明言を避けた。
自民市議団の奥間亮幹事長は、那覇軍港の浦添移設を副市長として推進してきたことを挙げ「自公と一緒にやれる素地、実績がある」「(オール沖縄や自民という)枠組みにとらわれない形(の候補者)」として、知念氏に秋波を送った。
自民党県連1区支部は2日、候補者選考委員会の準備会を立ち上げた。知事選の候補者選考後の6月にも選考委を発足し、同月中に候補者を決定する方針を確認した。 (大嶺雅俊)