
2日の会見で引退を表明した城間幹子市長と報道各社との主なやり取りは次の通り。
―後進に意中の候補者はいるのか。知念覚副市長についての評価は。
「副市長として私の足りない部分を(補い)、共に歩んできた人だが、現時点で私が判断を申し上げることはない。ただ那覇市長選において、自公勢力とオール沖縄の1対1の構図でなくてもいいのではないのかと思っている。いろんな考えの方が手を挙げ、市民に選んでいただきたい」
―昨今の政治状況や、翁長雄志氏の死去も判断に影響しているか。
「政治家として背中を見てきた。彼がいて『力を合わせて頑張ろう』と言われればやっていたかもしれないが、不出馬の大きな要因ではない」
―次の市政が玉城県政と必ずしも歩調が一致しないことも是認するのか。
「私はデニーさんを応援し、辺野古移設反対を堅持していく。次の市長選挙で、玉城県政と重なる歩みなのか、違う歩みなのか、立候補する方の話も聞きたい。いろんな考えがあっていい」
―玉城知事と話は。
「決断前には話をしていない。2日ほど前に電話で話した。ねぎらいの言葉もいただいた」