玉城デニー知事は3日の憲法記念日に当たって談話を出し、日本国憲法が「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を基本理念として、国民生活の向上やわが国の平和と安定に大きな役割を果たしてきた」とコメントした。
玉城知事は日本復帰から50年の節目となることに触れて「本県に日本国憲法が適用されて50年となる」と述べた。沖縄戦や米施政下の歴史にも言及し「平和と人権の尊さを肌身で感じ、平和で真に豊かな沖縄を次世代に託すことが責務だ」とし、「誰一人取り残すことのない『沖縄らしい優しい社会』を実現することが重要だ」と訴えた。県民には「憲法の理念を十分に理解し、基本的人権を尊重し、人権と自由について考え、平和の創造に貢献していただくことを切に祈念する」と呼びかけた。
(塚崎昇平)