復帰前後の泡盛ラベルを復刻 沖縄の全45酒造所のミニボトル発売


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「沖縄本土復帰50周年記念泡盛 復刻ラベルミニチュアボトル45本セット」をPRする喜屋武善範社長(右)と比嘉政義氏=4月28日、那覇市の琉球新報社

 泡盛総合卸小売の喜屋武商店(那覇市、喜屋武善範社長)は、沖縄の本土復帰50周年を記念して、県内全45酒造所の復帰前後当時の復刻ラベルを施したミニチュアボトルセットを4月29日に発売した。初回限定540セットで、泡盛の100ミリリットル瓶45本と、復帰前後当時に使用していたラベルの一覧ポスターと現在のポスターの2枚がセットになっている。

 各酒造所の商品ラベルは、1970年代と比べると多くが様変わりしている。

 近年は「琉球泡盛」と明記しているものが大半だが、復刻版の中には「本場泡盛」と表記されたものや、商品名が英語で書かれたものなど懐かしいデザインがそろう。

 28日、琉球新報社を訪れた喜屋武社長は「泡盛の総出荷量が17年連続で減少する中、県民に今一度、泡盛の素晴らしさを認識してもらうきっかけにしたい」とPR。企画営業の比嘉政義氏も「全酒造所の協力を得て完成した貴重なセット。インテリアとしても楽しめる」と述べた。

 喜屋武商店や酒販店などで購入できる。税込み1万9800円。
 (当銘千絵)