「平和の実現へ若者から声を」 沖縄高校生ゼミのメンバーが活動報告 憲法講演会


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活動報告をする沖縄高校生平和ゼミナールのメンバーら=3日、那覇文化芸術劇場なはーと(大城直也撮影)

 3日の憲法講演会では、高校生が主体となって平和学習をするサークル「沖縄高校生平和ゼミナール」のメンバーらも登壇して活動を報告した。サークルを立ち上げた高校2年生の上原一路(ひろ)さん(16)は「平和な沖縄を実現するために、若者から声を上げる必要性を感じている」と率直に語った。

 活動報告は、一路さんに加え、同じく高校2年生の上原帆乃桂さん(16)が行った。帆乃桂さんは現在のメンバーが高校生6人であることや、今年3月にロシアによるウクライナ侵攻についての抗議声明を出したことなどを紹介した。

 一路さんはロシアのウクライナ侵攻に関し「戦争反対を表明することは、当たり前の理想を堂々と自由に述べられる社会を守るためにも必要なことだと思う」と話した。

 講演会の前後には、同ゼミナールのメンバーが日本政府に核兵器禁止条約に批准することを求める署名を募った。来場者が次々と賛同し、約240筆が集まった。