玉城デニー知事は2日、県と市町村のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める最高デジタル責任者(CDO)の照屋義実副知事を技術的に補佐する新たな役職「CDO補佐官」に、コニカミノルタジャパンのSE部門長兼業種別ソリューション営業部長を務めた細川巧氏(56)=兵庫県出身=を委嘱した。企画部参事として採用され、任期は5月1日から3年間。
県は国のデジタル庁発足を受け、2021年度にデジタル社会推進課を新設した。DX推進のため、企業などで最高情報責任者(CIO)を務めた経験のある人材などを公募していた。細川氏は1989年に日本ユニシスにシステムエンジニアとして入社。約30年にわたってIT会社で勤務し、責任者を務めるなどしてきた。
細川氏は「これまでのITとデジタル化の経験を沖縄のために発揮したい」と抱負を述べた。
(梅田正覚)