貝の生態をアートに 清野さんが読谷で初の個展


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
貝の額装を手にする清野飛翔さん(右)と主催者の東恩納弘美さん=4月26日、読谷村古堅の民芸・民具専門店「りゅう」

 【読谷】貝やマンホールの絵や紙製のミニチュアピアノなどを制作する、清野飛翔(つばさ)さん(25)による初の個展「ART展」が、読谷村古堅の民芸・民具専門店りゅうで開かれている。8日まで。
 名護市在住で知的障がいのある清野さんは、3歳のころから貝に興味を持ち、貝の専門家の名和純さんに師事してきた。現在は名護市宇茂佐の児童発達支援と放課後等デイサービス事業所アトリエみるくやんばるのスタッフとして、子どもたちに貝の生態を教える。

 中学生のころから浜辺で貝の収集とスケッチを書きためていた清野さんは、「冊子ふくぐみ」で貝の生態に関する記事を連載してきた。今回の個展では貝の絵画25点、楽器の絵など額装4点、ポストカードのほか、パイプオルガンなどを含む紙製のミニチュア「まあるい街」などのアート作品を展示販売している。

 同展の主催者、東恩納弘美さんは「世界観を大切にしている清野さんの『楽しむ』を感じ取ってほしい」と呼び掛ける。

 清野さんは「作品をご覧になってもらえることにワクワクドキドキしています」と語った。

 営業時間は午前9時~午後6時。定休日は月・火・水曜。問い合わせはりゅう(電話)098(989)4643。(喜納高宏通信員)