沖縄県は5日、新型コロナウイルスの新規陽性者数が1327人だったと発表した。前週同日比で356人減少したが、大型連休中で医療機関や検査場の休みも多く、県は感染の拡大傾向が続いていると見ている。引き続き感染対策を呼び掛けた。
連休中でPCR検査数が少ない中、陽性率は18・9%と高い状況。城間敦感染症総務課長は「連休明けの数字を見ながら対策を検討する。感染対策をしながら連休を過ごしてもらう必要がある」と注意喚起した。
病床使用率は39・1%。重症者用病床使用率は21・7%で4日から「感染流行期」レベルの20%に達している。城間課長は「今のところ対応できているが、高齢者の感染が増加すると重症者用の病床使用率も高くなる可能性がある」と高齢者との接触に注意を呼び掛けた。
新規陽性者の年代別内訳は10代が285人と最も多く、40代が199人、10歳未満が197人と続いた。米軍関係者では新たに161人の陽性者が報告された。 (金盛文香)
【関連記事】
▼子どものコロナ感染…受診のポイントは 初めてけいれん、苦しそうな呼吸
▼救急外来、パンク寸前…高止まりのコロナ感染、受診者急増 医療関係者「連休持ちこたえられるか」