尖閣視察を断念 久間元防衛相ら、悪天候で出港できず


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会見する安全保障議員協議会の鍋田俊久事務局次長(右)と学習院女子大学の畠山圭一教授=5日午前、宮古島市平良のホテルアトールエメラルド

 国会議員らでつくる安全保障議員協議会(会長・久間章生元防衛相)は5日、宮古島市内で会見し、尖閣諸島=石垣市=の視察を計画していたが悪天候で断念したと発表した。

 同協議会は宮古島から船で尖閣諸島周辺海域に出港し、ドローンでの撮影を予定していた。

 会見した同協議会の鍋田俊久事務局次長は「竹島のように一度、実効支配されると取り戻せない。尖閣をそのようにさせないためにも情報発信が大切だ」と視察の意義を強調した。その上で「6月にも視察が実現できるよう今後も取り組む」とした。

 今回の視察には協議会事務局と国会議員2人、学習院女子大の畠山圭一教授ら計8人が参加を予定していた。議員の氏名については「公表を控える」とした。
 (佐野真慈)