毎年ゴールデンウイーク前後にタマンが爆釣する那覇一文字。多くのタマン釣り師が楽しみにしているが、今年もゴールデンウイーク直前になってシーズン幕開けとなった。那覇市在住の下地孝明さんは、毎年この時期にタマンを狙って那覇一文字に出掛ける。4月25日も友人の金城さんと2人、最終便(午後4時)で北堤防へ渡った。到着後からシガヤーダコを餌に仕掛けを投げ入れ、アタリを待った。日没後に60センチ弱のタマンが釣れ、幸先良いスタートを切った。その後、午後9時に2匹目のタマンが釣れ、針を外して血抜きをしていると、2人の仕掛けにタマンが次々ヒットした。
通常はタマンを釣り上げたら針を外し、血抜きをしてクーラーボックスに保管するのだが、そんな作業をする暇がないほどの入れ食い状態が午前0時まで続いた。ベテランの下地さんも経験したことのない入れ食いで午後9時~午前0時までの3時間で13匹が釣れた。その後、夜明けまでに3匹を追加。63センチ、2.7キロを筆頭に2人で合計16匹のタマンを釣り上げた。
那覇一文字に通うベテランたちの間では、小潮や長潮時にタマンが爆釣することが多く、今年の爆釣シーズンはゴールデンウイーク後だと予測していた人が多いが、その予測通り釣れることを期待する。丸沖つりぐ(電話)098(867)0458。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)