首相「かりゆしウエア着用して復帰式典に」 沖縄県が贈呈


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沖縄県の照屋義実副知事(左端)から贈られた「かりゆし」を手にする(同2人目から)岸田首相、松野官房長官、西銘沖縄北方相=11日午後、首相官邸

 【東京】夏本番を前に照屋義実副知事らは11日、首相官邸を訪れ、岸田文雄首相、松野博一官房長官、西銘恒三郎沖縄担当相にかりゆしウエアを贈った。

 照屋副知事が15日の沖縄の日本復帰50周年式典での着用を求めると、岸田首相は「頂いたのを着用して式典に臨みたい」と笑顔で応じた。

 6月1日の「かりゆしウエアの日」に合わせ、6月最初の定例閣議で全閣僚が着用する「かりゆし閣議」の前に県からかりゆウエアが贈られている。新型コロナウイルスの感染拡大で中断していたため、3年ぶりの贈呈となった。

 岸田首相には麻を使った紺色、松野官房長官にはグレー、西銘沖縄担当相には闘牛柄のウエアがそれぞれ贈られた。

 会談後に報道陣の取材に応じた照屋副知事は、岸田首相が2007年に沖縄担当相に就任してから、かりゆしを愛用しているエピソードを明かし、「コレクションもずいぶん増えてきたとおっしゃっていた。沖縄にとっては大変心強い」と普及に向けた首相のアシストを喜んだ。
 (安里洋輔)