沖縄県内の20病院で診療制限 コロナ2330人(5月13日朝まとめ)


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 沖縄県は12日、新型コロナウイルスの感染急拡大の影響で県内のコロナ患者を受け入れる重点医療機関を含む27病院のうち、9病院で夜間の救急診療を制限し、11病院で一般診療を制限していると発表した。いずれも10日時点の調査で、一般診療では発熱外来の一部制限や、検査や手術などを延期しているという。

 重点医療機関では12日、感染などにより医療従事者524人が欠勤しており、人手不足が影響しているという。

 12日の新規感染者は2330人で、保育や学校現場でも感染が広がっている。県によると、学校PCR検査事業は教育機関の申請から検査や結果判明まで数日かかる事態になっているという。

 県内では感染者の急増でPCR検査の受検数が増加している。県は来週に予定している専門家会議で、ハイリスクな高齢者に検査が行き渡るように検査対象を「重点化」する案などについて、委員の意見を聞くという。

 米軍関係は新たに110人の感染が報告された。
 (狩俣悠喜)