県高校総体が開幕、31日まで 自転車チームスプリント、北中城Aが県新でV


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 高校生が熱戦を繰り広げる2022年度の県高校総合体育大会(県高校体育連盟、県教育委員会主催)が14日、先行競技の自転車を皮切りに開幕した。全31競技で、先行開催は8競技。集中開催期間は28~31日となる。自転車は県総合運動公園自転車競技場で第1日目が行われた。チームスプリント決勝で北中城A(仲原颯志、大嶺拓人、新垣快琉)が1分6秒641の県新記録を出して頂点に立った。池原杏(北中城)は女子500メートルタイムトライアル決勝で、自身が持つ大会記録を上回る40秒543を出して優勝した。スプリント予選でも自身が持つ大会記録を更新する13秒325を記録。神谷佳辰(沖縄工)は男子1キロタイムトライアルや4キロチームパーシュート、16キロポイントレースで3冠を達成した。15日は男女スプリント決勝など、16日はロードレースが行われる。上位入賞者は九州大会(6月17~20日、トラックは長崎県、ロードは熊本県)に派遣される。


試行錯誤重ね 連係はまる
 

チームスプリント決勝で力走する北中城Aの(右から)仲原颯志、大嶺拓人、新垣快琉=14日、県総合運動公園自転車競技場(金良孝矢撮影)

 チームスプリントで2走を終えた北中城の大嶺拓人は、雨の影響で落車して左足を引きずっていたが、電光掲示板の表示を見て痛みを忘れた。1分6秒641の県新記録。「うおー」と左手を突き上げ、1走の仲原颯志と3走の新垣快琉で喜びを分かち合った。

 トラックを3周し、1周ごとに先頭走者が抜けて3走のゴールタイムを競うチームスプリント。スタートダッシュの役割を担う仲原は、昨年の九州総体で失敗した経験から「集中しよう」と気合いを入れていた。スタートは後方2人が雨で少々滑ったが、仲原が好リードでスピードを上げていった。

 仲原の離脱はスムーズにいき、大嶺がつなぐ。大嶺の離脱もバランスよく、最後は新垣がラストスパート。3人は昨年の新人大会で1分6秒969の県高校新記録を出していた。しかし練習で好タイムが出ず「焦りもあった」(新垣)という。試行錯誤を重ね、本番で3人の連係がうまくはまった。

 九州総体や全国はトラックの距離が変わる変化などがあり、さらに試行錯誤が必要になる。主将でもある大嶺は「『北中城つえー(強い)』と言われるような走りをしたい」と奮闘を誓った。

(金良孝矢)