沖縄県は15日、10歳未満~90歳以上の2022人が新型コロナウイルスに新たに感染したと発表した。新規感染者の2千人超えは6日連続。日曜では前週(8日)の2060人に次いで2番目、全体では8番目の多さとなった。自宅療養者数は前日比で763人増え、1万4651人と過去最多を更新した。
県の宮里義久感染対策統括監は「大型連休中に感染した方からの2次感染が増えている可能性がある。高齢者の感染拡大や入院につながらないかを懸念している」と述べ、感染拡大警報の対象となる本島圏域や宮古圏域を中心に引き続き対策の徹底を呼び掛けた。
世代別では10歳未満が350人と最も多く、10代348人、40代311人、30代305人と続いた。推定感染経路では調査中を除くと「家庭内」が最多の648人となっている。
入院患者数は360人。県全体のコロナ専用病床使用率は56・9%で重症者用病床使用率は20・0%。県域別の病床使用率は本島58・7%、宮古68・2%、八重山18・2%だった。
米軍関係者の感染は34人だった。 (小波津智也)
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