成人式シーズンの名護の風物詩となった光文字で世界の平和を願おうという試みが18日、沖縄県名護市内で行われ、市街地を見下ろす高台の神ケ森(じんがむい)に「和」の文字を点灯した。ロシアとウクライナの戦争を受け、若者らが非戦の願いを発信した。31日まで点灯する。
名護青年会議所(新城拓馬理事長)と、昨年度成人を迎えた光文字実行委員会が主催した。同日、点灯式が開かれ、新城理事長が「沖縄戦があったこの地から、両国とも命を大事にしてほしいという願いを発信したい」と話した。個人や企業の協賛金、街頭募金で集まった資金から経費を確保し、残りは名護市を通じて赤十字社のウクライナ人道支援金に寄付する。
(増田健太)