琉球コラソン、巻き返しへ新体制 東江新監督「泥臭く挑戦するチームに」【一問一答】


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新体制での活躍を誓う東江正作監督(中央)、新たに就任した田場裕也選手兼コーチ(右端)、新加入の高橋翼(左から3人目)、伊藤峻(同5人目)ら関係者=18日、県庁記者会見室(喜瀬守昭撮影)

 7月に開幕予定の日本ハンドボールリーグ(JHL)2022―23シーズンに向け、琉球コラソンの新たな指揮官に就いた東江正作監督が19日、県庁で就任会見を開き、水野裕矢社長らと共に新体制や目標などについて発表した。東江監督は「泥臭く何度でも挑戦する、開幕から一気に突っ走って感動を与えられるチームにしたい」と抱負を語った。

 今季から、元日本代表で浦添市出身の田場裕也(興南高―日体大出)が選手兼コーチとして13年ぶりにチームに復帰することも発表した。田場はコラソン創設の発起人で、その前には欧州でのプレー経験もある。182センチ、82キロの46歳。GKコーチには元日本代表の四方(しかた)篤氏が就いた。

 田場の加入について石田孝一GMは「主力が抜けた穴を埋めてもらいたい。その情熱に期待したい」と説明。田場は「全ては結果で」と強い意気込みを示した。

 昨季は4勝15敗1分けで11チーム中9位だった。長く低迷が続くチームは新体制での巻き返しを誓った。


東江監督一問一答 登録16人をフル動員

 東江正作新監督の一問一答は次の通り。

 ―監督に就任して。どのようなチームにしたいか。

 「登録選手16人をフル動員して戦いたい。そのためにみんなが同じベクトルに向いてやっていかないといけない。運動量と闘志を前面に出して、60分間フルでファイトする。昨季(1試合)約25点という得点をどれだけ上積みできるか。30点は取らないと、リーグで勝利をつかむのは厳しい。相手よりいかに多く取って勝つか」

 「昨季で主力は抜けたが、穴は埋まると考えている。今季は戦いながら勝利と育成という相反することを目標とする。この1年で力をつけさせて、次は独り立ちして来季を戦える集団になるよう、今年1年泥臭く何度でも立ち上がって挑戦するチームにしたい。今シーズン開幕から一気に突っ走って感動を与えられるチームにしたい」

 ―具体的な今季の目標は。

 「昨季は4勝。最低でも倍は勝ちたい。全て厳しい戦いになるがチャレンジしないといけない」

 ―黄慶泳前監督から就任1年での交代となった。

 「前監督から大きく変わりはしないが、私の場合は攻撃であれば守備を揺さぶって、縦の強さ、1対1の強さから勝負に行くプレーを目指したい。連係・連動を強調してやっていきたい。190センチオーバーの選手にも果敢にチャレンジしていく、より縦の強さが強調されるチームになると思っている」